税理士

相続税法の難易度は?合格率や勉強時間についても解説!

税理士試験は、必須科目や選択必須科目など多少の縛りはあるものの、11科目の中からある程度自由に好きな科目を選択することができる試験です。

しかし、多くの人は初めの2~3科目を、

簿記論財務諸表論消費税法

という順番で受験し、

4科目目に、法人税法又は所得税法を持ってくるのではないでしょうか。

そして、ラスト1科目、もしくは2科目、何にしようかな……とお悩みの方や、税理士試験に興味があり、相続税法ってどんな科目かな……と気になった方がこのページを開いたはずです。

ねこ
ねこ
なんでちょっとメンタリストみたいな入り方なの
さかな
さかな
昨日テレビで見て格好良かったから

こちらは、税理士試験の試験科目「相続税法」についての解説ページになります。

税理士試験全般に関する解説はこちらをご覧ください。

【税理士試験の概要】おすすめの学校や独学で合格できる科目も解説します!税理士試験の概要について解説します。税理士試験には、独学でも合格ラインまで持っていきやすい科目と、独学に向いてない科目があります。おすすめの学校(予備校)も紹介します。...

相続税法の概要

【計算・理論割合】

計算50% 理論50%

【勉強時間目安】

勉強時間目安1100~1500時間

相続税法は、他の税法科目とは少し毛色が違う科目です。

民法色が強く、合わせて贈与税の知識も必要になります。

ボリュームも法人税法や所得税法ほどではありませんが、全11科目の中では重めの科目になります。

他の科目は、予備校で講義を受ける際に簿記の知識が必要になることが多いのですが、相続税法は簿記の知識は特に必要ありません。

ねこ
ねこ
3級程度の知識もなくて良いの?
さかな
さかな
うん、マジで簿記関係ないからね

ただ実際問題、税理士試験に挑戦しよう!となってからいきなり相続税法を受ける人はいないと思うので、ほとんどの受験生が簿記の知識どころか、簿記論に合格しているのが実情です。

合格率の推移

年度受験者数合格者数合格率
平成30年度3,08936311.75%
平成29年度3,30340012.11%
平成28年度3,63645412.49%
平成27年度3,89552113.38%
平成26年度4,07352412.87%
平成25年度4,10047811.66%
平成24年度4,09152412.81%
平成23年度4,13447811.56%
平成22年度4,07856613.88%
平成21年度4,12960814.73%

相続税法は、選択必須科目である所得税法よりも受験者数が多い、人気科目です。

合格率は、平均すると消費税法と大体同じくらいです。

しかし、相続税法の合格率10%と、消費税法の合格率10%では、だいぶ話が変わってきます。

何故なら、猛者率を考慮する必要があるからです。

というのも、相続税法は、多くの受験生に最終科目として選択されることが多い科目です。

つまり、他の受験生のレベルがめちゃくちゃ高いです。

消費税法は、会計科目に合格してから税法科目のスタート科目として、もしくは会計科目と同時受験する方なども多いかと思います。

しかし、相続税法は、法人税法や所得税法などのボリュームの多い難関科目を潜り抜けた、税理士一歩手前の本物の猛者達がライバルになる科目です。

同じ合格率10%でも、そこには大きな差があるのです。

相続税法が人気の理由

何故、選択必須科目である所得税法よりも受験生が多いのでしょうか。

法人税法、所得税法、相続税法は、国税3法と呼ばれ、税法科目の中でとても重要な科目に位置付けられています。

勿論、3科目とも実務で必要であり、とても大事な科目であることは間違いないのですが、あえて実務での優先順位をつけるならば、下記の通りです。

法人税法相続税法所得税法

理由は、相続税法という科目の取っ付きにくさと、経営的な視点にあります。

相続税法は取っ付きにくい

所得税法は、特別な事情がない限り1年に1度の確定申告期でしか必要にならないので、正直なところピンポイントで勉強すれば実務では対応できてしまうことが多いです。

それに対して相続税法は、付け焼き刃の知識では対応できず、全体像を把握していなければとても実務で対応することはできません。

経営的な視点

少しセンシティブな内容なのですが、業界全体として、所得税よりも相続税の方が儲かる、と考えられているように思います。

また、相続はスポットで入ることも多く、後腐れがないので業界として好まれる傾向にあります。

最近では、相続税専門の税理士事務所や税理士法人などもあり、高齢化社会ということもあって、その需要の高さも人気の理由の1つでしょう。

法人税法所得税法、の理由は法人税法や所得税法のページでも解説してますので、参考にしてみてください。

法人税法の難易度は?合格率や勉強時間についても解説!税理士試験、法人税法についての解説ページです。法人税法の勉強時間や合格率の推移、難易度についても解説していきます。法人税法と所得税法、どちらを選べば良いか悩んでいる方も見て頂けると幸いです!...
所得税法の難易度は?合格率や勉強時間についても解説!税理士試験、所得税法についての解説ページです。所得税法の勉強時間や合格率の推移、難易度について解説していきます。法人税法と所得税法、どちらを選べば良いか悩んでいる方も見て頂けると幸いです!...

相続税法の勉強方法

【理論】

理論は、暗記した条文を、最終的にどのようにして使うかを意識して勉強することが大切です。

 

本試験における理論問題は、大きく分けると条文のベタ書き事例問題の2種類になります。

 

条文のベタ書きは、1つの条文をそのまま書くパターンと、複数の条文にまたがっていて、関係条文のポイントを外さずに解答するパターンがあります。

 

関係条文を正確に解答するには、普段から柱上げの演習をしっかり行うことが大切です。

 

柱上げとは、問題を見て、関係条文のタイトルを頭の中で列挙していくことです。この柱上げの精度とスピードが1つのポイントになります。

 

事例問題は、理解力と応用力を問われる問題です。ただ暗記するだけでなく、条文を理解し、問題集や過去問を解くことで対応できます。

 

【計算】

本試験の問題は、解き終わらないことが前提で作られてるとしか思えないボリュームですので、ある程度のスピードと、勝負勘が必要になります。

 

勝負勘というのは、運に委ねるという意味ではなく、配点箇所を見極める要領の良さが必要、という意味です。

 

傾斜配点を意識して、取れるところは絶対に落とさないという意味では、簿記論に近いかもしれません。

 

これらの力をつけるには、個別問題で基礎を固め、総合問題で時間を意識しながら解答する癖をつけることです。

 

 

少しでも参考になれば幸いです。

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