
このページでは、社労士試験について初めて興味を持った方を対象に、下記のような疑問を解決します!
- 社労士試験ってどんな試験?
- 社労士試験の受験を迷っている
- 合格率の推移が見たい
- 独学と通信講座で迷ってる
- どれくらいの時間勉強したら良いの?
このページのポイントを先に抑えておきましょう!
社労士試験とは…
- 年1回、8月に実施
- 受験資格が必要
- 過去10年間の平均合格率は6.4%
- 試験科目は10科目
- 試験はマークシート形式
- 平均勉強時間は800~1000時間
それでは順番に解説していきます!
【価格が安い】社労士試験のおすすめ通信講座5選!実績とネームバリューも兼ね備えた資格予備校の低価格な通信講座を紹介!

社労士試験ってどんな試験?

社労士試験の知っておきたいポイントを解説していきます。
まずは日程、受験資格、合格率、試験科目、出題形式をチェック!
社労士試験の日程

社労士試験のスケジュールは、例年通りであれば下記のような流れになります。
9月 各予備校の講座がスタート
4月 願書配布開始
5月 願書受付締切
8月 試験実施(下旬)
11月 合格発表
9月になると、大体どこの資格スクールも、翌年の試験に向けて社労士講座が開講します。
基本的には、9月から約1年間、勉強をすることになります。
今はどこの資格スクールもWEB講座に力を入れているので、基本的には何月からでも勉強をスタートすることができます。
社労士試験の受験資格

社労士試験には「受験資格」が存在し、誰でも受験できるわけではありません。
受験資格を有する者のみが社労士試験を受験することができます。
ここでは代表的なものだけ見ていきます!
- 大学・短大を卒業した者
- 大学で62単位以上を修得した者(要確認)
- 行政書士の有資格者 etc
上記以外にも、様々な受験資格がありますので、今すぐに詳細な受験資格を確認したい方は、こちらでご確認ください!
合格率の推移

過去10年間の合格率の推移を見ていきましょう!
試 験 年 度 | 合 格 率 |
平成22年度 | 8.64% |
平成23年度 | 7.22% |
平成24年度 | 7.02% |
平成25年度 | 5.41% |
平成26年度 | 9.33% |
平成27年度 | 2.58% |
平成28年度 | 4.43% |
平成29年度 | 6.75% |
平成30年度 | 6.28% |
令和1年度 | 6.57% |
令和2年度 | 6.42% |
上の表を平均すると合格率は大体6%です。
賛否両論が巻き起こった平成27年度は、100人受けて3人受からないという、旧司法試験並みの年でした。
ただ、その後の年からは段々と合格率が上がっていき、ここ2~3年は6%台で推移しています。
試験科目

社労士試験の試験科目は、全部で10科目あります。
10科目は、大きく「労働科目」と「社会保険科目」に分けることができます。
労働科目
-
労働基準法
-
労働安全衛生法
-
労働者災害補償保険法
-
労働保険料徴収法
-
雇用保険法
-
労働に関する一般常識
社会保険科目
-
健康保険法
-
国民年金法
-
厚生年金保険法
-
社会保険に関する一般常識
このページを見てくださってる方は、
- 何となく社労士試験が気になった
- 受験しようか迷っている
- 社労士試験の勉強を始めたばかり
上記のような人が多いと思うので、こういう科目があるんだ!くらいで良いと思いますが、一応今後の学習のイメージがつくように、ボリューム別に分けてみました。
ボリュームが軽い科目
労働安全衛生法、労働保険料徴収法、社会保険に関する一般常識
ボリュームの重い科目
健康保険法、国民年金法、厚生年金保険法
注意したいのは、ボリュームが重い科目=難易度が高い科目ではないということです。
「労働に関する一般常識」いわゆる「労一」は、ボリュームは並みですが、試験の難易度は10科目中ぶっちぎりの1位です。
社労士試験の出題形式

試験はすべてマークシート形式による出題となります。
選択式と択一式があり、各科目に合格基準点が存在します。
この合格基準点に少し癖があり、注意が必要です。
文章中に5つの空欄があり、選択肢の中から正しいものを選択する形式です。(解答時間80分)
- 「労働基準法・労働安全衛生法」
- 「労働災害補償保険法」
- 「雇用保険法」
- 「 労務管理その他の労働に関する一般常識 」
- 「健康保険法」
- 「国民年金法」
- 「厚生年金保険法」
- 「社会保険に関する一般常識」
選択式では、労基法と安衛法がセットで1科目として出題されます。
1科目5点満点、8科目で合計40点満点です。
【合格基準点】※
8科目合計23点以上かつ1科目3点以上
※合格基準点は年度によって変わる可能性があります。絶対ではないので注意が必要です。
5つの選択肢から1つを選ぶ形式です。(解答時間210分)
- 「労働基準法・労働安全衛生法」
- 「労働災害補償保険法・ 労働保険料徴収法 」
- 「雇用保険法・ 労働保険料徴収法 」
- 「 一般常識 」
- 「健康保険法」
- 「国民年金法」
- 「厚生年金保険法」
1科目10点満点、7科目で合計で70点満点です。
【合格基準点】※
7科目合計45点以上かつ1科目4点以上
※合格基準点は年度によって変わる可能性があります。絶対ではないので注意が必要です。
社労士試験が難関試験だと言われる理由の1つが「選択式の合格基準点」です。
選択式の問題は、例年1科目ごとに5つの選択肢があり、1つ若しくは2つの文章の一部を穴埋めする形で出題されます。
つまり、1科目で出題される論点はそんなに多くありません。
1科目5点中3点取らなくては合格できない中で、初見もしくは苦手な論点が出題されただけで、割と詰むのです。
合格レベルに達するまでの平均勉強時間はどのくらい?

合格レベルに達するまでの平均的な勉強時間は800~1000時間程度と言われています。
しかし、近年は各資格スクールがかなり効率学習に力を入れており、重要度の低い論点をテキストから外し、短い時間で合格レベルに持っていけるようなカリキュラムになっている講座も多いです。
独学者と講座受講生とでは、勉強時間に差がでます。
独学と通信講座、どっちが良い?

「独学での合格は可能ですか?」と聞かれたら「可能です」と答えます。
実際に独学で合格されてる方もいます。
「独学はベストな方法ですか?」と聞かれたら「いいえ」と答えます。
その理由を解説していきます。
試験は年に1回しかない
試験が年に何回もあれば、独学もありだと思います。
自分の勉強方法が間違っていれば、すぐに修正して次の試験を受験することができるからです。
しかし、社会保険労務士試験は年に1回の試験です。
もし、勉強方法が間違っていたら、次のチャンスは来年です。
予備校は勉強方法も含めて、合格へと導いてくれますので効率良く勉強することが可能です。
年に1回のチャンスを掴むために、少しでも確率を上げるためにも予備校で講義を受講することをオススメします。
暗記の強弱を教えてくれる
社労士試験は、とにかく出題範囲が広いです。
独学で勉強するとなると、自分で暗記する箇所の強弱をつけられないので、端から端まで暗記することになり時間がかかるでしょう。
また、理解する手助けをしてくれる講師がいない分、理解にも時間がかかり、予備校生よりも余計に時間がかかってしまいます。
社労士試験は、とにかく出題範囲が広いです。
独学で勉強するとなると、自分で暗記する箇所の強弱をつけられないので、端から端まで暗記することになり時間がかかるでしょう。
また、理解する手助けをしてくれる講師がいない分、理解にも時間がかかり、予備校生よりも余計に時間がかかってしまいます。
わからないところを質問できる環境と、暗記の強弱を教えてもらえる講義は、コストを払う代わりに、独学よりも時間に余裕を与えてくれます。
社労士試験、おすすめの通信講座

通信講座の選び方は人によって様々だと思いますが、個人的には下記のポイントを軸に探すことをオススメします。
- 価格が安いこと
- 信頼性が高いこと
社労士試験の通信講座は、高いものだと1年で20万円ほどかかるものもあります。
価格が高い講座ほど合格率が高いか?と言われれば勿論そんなことはありませんし、逆に価格の安さだけで選んでも合格できなければ意味がありません。
今はある程度ネームバリューのある資格予備校が安価な講座を提供しているので、その中から選ぶと良いでしょう。
具体的なおすすめは、下記のページで紹介しています。
【価格が安い】社労士試験のおすすめ通信講座5選!実績とネームバリューも兼ね備えた資格予備校の低価格な通信講座を紹介!

まとめ

社会保険労務士試験の基本的な概要を解説しました。
簡単にポイントだけまとめてしまいます。
-
年1回、8月に実施
-
受験資格が必要
-
過去10年間の平均合格率は6.4%
-
試験科目は10科目
-
試験はマークシート形式
-
平均勉強時間は800~1000時間
-
独学者の方が受講生よりも時間がかかる
-
通信講座の受講がオススメ!
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
受験を迷っている方の背中を、少し押す気持ちでこのページを作成しました。
年1回の試験の受験を決意するということは、1年間の生活スタイルをガラっと変えるという、とても勇気のいる決断だと思います。
モチベーションが高いうちに、その少し重たい、けれど大きな一歩を、踏み出してみてはいかがでしょうか。
