簿記

【簿記検定】過去問が解けない時に大切な3つのポイントと勉強方法の軌道修正

こんにちは、坂名です。

税理士法人に8年勤務後、現在は一般企業で経理部長をやってます。

この記事を読んで欲しい人

  • 過去問が思ったより解けない
  • 合格点に届かなくて焦っている
  • 何を改善したら良いかわからない

先日、このようなツイートをしました。

簿記を勉強するにあたって、下記のような流れで勉強する方が大半ではないでしょうか。

テキストで新規論点をインプット

テキストに連動した問題集でアウトプット

1周し終えたら過去問

この手順自体は間違ってないです。僕もこの流れで合格しています。

しかし、1点だけ知っておく必要があります。

それは「テキストを1周しただけで、過去問を解いていきなり合格点が取れる人はほとんどいない」ということです。

それは何故か。

テキスト&問題集を1周しただけだと、下記の3つが足りないからです。

  1. 理解が足りず応用問題に対応できない
  2. インプットしたものを脳から正確に引き出せる力がついてない
  3. 単純に過去問の傾向に慣れてない

逆に言えば、この3つを抑えさえすれば過去問は解けるようになります

焦る必要はありません、誰もが通る道です。

上の3つのポイントについて、詳しく解説していきます!

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過去問が解けないときの3つのポイント

これから紹介する3つのポイントは、過去問が思ったように解けなかった方向けに紹介しますが、勉強の本質的な部分でもあります。

読んだあとは頭の片隅に置いておき、常に意識しながら学習することで勉強の質を高めていきましょう。

理解が足りず応用問題に対応ができてない

理解とは、自分の言葉で他人に説明ができるレベルに達している状態のことを指します。

総合問題と呼ばれる残高試算表、精算表やBS/PLの作成も、基本的には個別論点の集合体です。

つまり簿記は、個別論点の1つ1つの完成度を高めることで、土台である基礎を固めることができます。

そしてここで言う「完成度を高める」とは、個別論点1つ1つをしっかりと理解するということです。

ねこ
ねこ
自分の言葉で説明できない論点はまだ理解が足りないってこと?
さかな
さかな
まあそうだね、理解出来てるなら人にも説明できるでしょってこと
ねこ
ねこ
なるほど・・・
さかな
さかな
逆に言うと、理解できてないと少し捻った問題が出た時に対応できないからね

このページに辿り着いたということは、恐らく過去問を1度解いてみて心が折れそうになっていると思います。

ご存知のとおり、テキストの例題レベルの問題は実際の試験では出題されません

そして、実際の試験問題である過去問を解けなかった原因の1つが、理解が足りておらず、捻りのある難問に対応できていないからです。

そしてこの原因の解決策がこちらです。

  • テキスト&問題集をもう1~2回転する
  • 理解できているか確認しながら問題を解く
  • 苦手論点を徹底的に潰す

というか、逆にこれしか方法はありません。

通信講座を受講している方は、これを行ったあとどうしても理解できない場合は先生に質問しても良いでしょう。

独学の方は、自分で何度もテキストを読み込んで、繰り返し問題を解くことで理解するしかありません。

とにかく簿記はインプットとアウトプットがワンセットです。

テキストを読み込んだ後、問題を解くことでインプットした知識を吐き出してください。

さかな
さかな
ここで1つ注意点がある
ねこ
ねこ
注意点?問題を解く時にってこと?
さかな
さかな
そう。簿記は理解できてなくても作業的に問題が解けてしまうことがよくある
ねこ
ねこ
あー、わかるかも…
さかな
さかな
正解できても理由が説明できなければ間違ったのと同じだからしっかり止まること、これが大事

問題集を解く際に、正誤にこだわらないこと。大事なのは、正解することではなく、理解して解いたかどうかです。

答えは間違っていても、本気で考えて間違えたなら、解説を読んでしっかり理解すればそれは意味のある間違えです。

逆に、何となく作業的に正解しても、正解できた理由が理解が出来ていなければ、問題集を解くことに何の意味もありません。

つまり、問題集を解くこと自体が大事なのではなく、しっかりと問題を理解し、インプットした知識を使ってどういう理由で答えがそうなるかを説明できる状態で回答することが大切なのです。

わからなかったり、間違えたら必ず解説やテキストを見て、

  • どうして間違えたのか
  • どうすれば良かったのか

原因を明らかにして、理解した上で次に進んで下さい。

簿記は繰り返し考えている内に必ず理解できるようになります。

頭から湯気が出そうになるくらい意味がわからない論点も、最後は必ず理解できます。

諦めずに、インプットとアウトプットを繰り返しましょう!

知識を正確に脳から引き出す力がついていない

  • 全体を意識できていない
  • 知識が点のままで線になっていない
  • アウトプットが足りず瞬発力がついていない

これは少し抽象的な話になりますが、覚えた知識が点のまま脳内を彷徨ってる状態だと、必要な時にピンポイントで思い出して記憶を取り出すことができません。

出来たとしても時間が掛かってしまいます。

イメージはこんな感じです。

左が「テキスト→問題集」を繰り返しただけの状態です。

これでは、実際の試験のような問題がランダムに出題される試験では、必要な知識を探し出すのが難しく、時間もかかってしまいます。

右のように知識が線になって繋がっていれば、脳から引き出しやすく、複合問題や難問にも対応できるようになります。

過去問を解く前は、テキストを読んでからその論点に連動した問題を解いていたと思います。

つまり問題を解く際は、何について聞かれるかわかっている状態で、かつ、直前にインプットした知識を使うだけなので、これでは使う知識をピンポイントで脳から引き出す練習ができません。

では、どうしたら良いか。

「柱上げ」というテクニックを使います。

柱上げとは

  1. 論点のタイトルだけを書きだしていく
  2. そのタイトルごとの細かい論点のタイトルを書きだす
  3. そのタイトルの内容を頭の中で誰かに説明する

全然イメージが湧かないと思うので、書いてみました。

  1. まず「商品売買」「圧縮記帳」「資産除去債務」「税効果会計」のように、大きな論点のタイトルを上げていきます。
  2. 次にその論点ごとの細かい論点を上げます。商品売買で言うと「三分法」「分記法」「売上原価対立法」と書き出します。
  3. 最後に「三分法っていうのは仕入、売上、商品の3つの感情を使って~」と脳内で誰かに説明するように、知識の整理をします。

これを繰り返すことにより、脳内でふわふわしていた知識の点が、徐々に線で繋がっていき、必要な知識をピンポイントで取り出す瞬発力も鍛えられます。

「脳内で誰かに説明する」の部分は、出来るだけ簡単な言葉で説明できるとより良いです。

脳は簡単に理解できることを覚えようとする癖があります。

なので、知識を簡単な言葉に変換してあげるとより記憶が定着しやすくなります。

さかな
さかな
あとはあれだ、声に出して解説すると五感が使えてもっと良い
ねこ
ねこ
それ部屋でブツブツ言ってるの家族に聞かれる可能性もあるんじゃ…
さかな
さかな
気にしなくて良い。というか何なら家族に説明したって良い
ねこ
ねこ
いや怖すぎるよ!却下

シンプルに過去問の傾向に慣れてない

これはもう本当にシンプルにタイトル通りです。

ただ慣れてないだけ。

実際の試験は、出題の仕方や文章表現に癖があります。

解説を見て「ああ、ここのこと言ってたんだ!」といった具合に、何を聞かれてるかが理解できなかっただけで、問題の意味がわかれば普通に解けるような問題もあるでしょう。

これに関しては「過去問を解く」以外に術はありません。

  • 試験までまだ時間に余裕がある方
    →過去問の数をこなす前に上で紹介した2つをこなしてから、過去問を解くことをオススメします。
  • 試験まで時間がない方
    →上2つと同時進行で過去問をこなしましょう。

このページを読んでる方の大半は、過去問を1~2回分解いて、その難易度の違いに驚いていると思います。

時間に余裕があるなら、残りの分はもう少し完成度を高めてから挑戦するのが良いでしょう。

ねこ
ねこ
過去問は早い段階から解いた方が良いんじゃないの?
さかな
さかな
1回解いてその難しさを知れたならとりあえず十分だよ、そこで「焦ることができた」のが大きな収穫
ねこ
ねこ
トライ&エラーね!
さかな
さかな
うん、勉強方法を改善して再チャレンジすれば良い

過去問は1度解いてしまうと初見じゃなくなってしまいます。

大切にし過ぎて後回しになり過ぎるのも良くないですが、1度解いて焦りを得たら、少し完成度を高めたあとに残りを解くのが良いです。

過去問が解けないときの対処法まとめ

過去問が解けなくて焦った時の、勉強方法の修正の仕方を解説しました。

まとめます。

  • テキスト&問題集をもう1~2周する
  • 「人に説明できるか」という視点で理解度を確認する
  • 出来るだけ簡単な言葉で説明できるようになればなお良い
  • 苦手論点を徹底的に潰す
  • 「柱上げ」で記憶を引き出す瞬発力を鍛える
  • 過去問に再チャレンジ!

過去問が解けないと焦りますよね。

今まで一生懸命に勉強したのに全然届かない。無駄だったのか。

勿論、そんなことはありません。

むしろ、ここで焦れてラッキーなくらいです。

気付かなければ試験直前まで間違った状態で突っ走ってしまうからです。

「過去問はなるべく早い段階で解け!」

よく聞くでしょうが、1番の理由は早い段階で実際の試験のレベル感を知ることができるからです。

そこで「何かが足りない」という気付きを得ることが大切なのです。

やり方が違っていたら軌道修正してあげれば良いだけの話。

トライ&エラーです。

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